Stories

-インタビューを通じて生徒の成長をお伝えするStories。今年度最後のお届けとなります。81回目となる今回は、中1のIさんからお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
-では早速インタビューに入っていきましょう。Iさんは小さい頃どんな子でしたか?
おとなしくて、周りの子とわちゃわちゃするより一人で本を読んでいる方が好きでした。通っていた幼稚園に図書室があったので、物語を借りて読んでいました。
-図書室が居心地の良い場所だったのでしょうね。他にはどんなことが好きでしたか?
絵を描くことも好きで、動物や人のイラストをよく描いていました。
-一人でゆっくり時間かけて書くのが好きだったんですね。
-幼稚園での思い出は何かありますか?
年長の時に楽器の発表会があったんですけど、縦笛などの人数が多い中、私は木琴という大役を任されました。その頃私はピアノを習っていたので、先生が私に任せてみようと思ってくれたのかなと思います。
-実際にやってみてどうでしたか?
私は元々発表ごとが得意ではなく、参加することに抵抗があったんですけど、自分なりの達成感を味わうことができました。母も、私は目立つのが苦手なのに一生懸命やっていて成長を感じていたそうです。
-そうなんですね。
-ピアノ以外に習い事はしていたんですか?
はい、色々していて、一番楽しかったのが英語です。英会話だけでなく英語検定の勉強も教えてもらえる塾で、小1から小6まで通っていました。
-結構長く学んでいたんですね。
-受験用の塾にも通っていたんですか?
はい、小4から通っていました。集団塾だったので一緒に学んでいる子とも仲良くなって、休みの日に映画を見に行ったり、長期休みの講習の後に一緒にお店に行ったりもしました。今でもその子たちとは遊びに行くことがあります。
-まだ繋がっているんですね。
-中学受験をすることになったのはどういう流れからだったんですか?
兄が私立に通っていたので私も受けることになりました。
-和洋九段が候補になったのはなぜでしょう?
女子校で英語に力を入れている学校を探している中で見つけて、校舎見学会や入試対策勉強会に参加して受験を決めました。
-そうなんですね。
-入学してみて小学校と違うなと感じたのはどんなところですか?
女子だけなのと、色々なタイプの子がいることです。はじめは友達ができるかなと不安でしたけど、色々な子がいるので自分と合う友達も見つけられました。話している中で誕生日が一緒だとわかって仲良くなった子もいます。
-そうなんですね。
-他に中学に入ってから変わったことはありますか?
小学校の時とは違う自分になりたくて、今まで取り組んだことのないことにチャレンジしてみたいなと思いました。運動が得意なわけではなかったけど中学では運動部に入ろうと決めていて、今はバレーボール部に入っています。
-運動部は色々ありますけど、バレーボール部に決めたのはどういう流れからだったんですか?
クラスの出席番号が近い子と一緒にバレーボール部の体験会に行った時、楽しかったからです。
-一年間過ごしてみてどうですか?
私は筋力がないし、最初のうちはボールも痛くてあまり楽しく感じませんでした。でも、バレーのアニメで色々なコツを知れて、実際に試してみたらスパイクが入るようになったり、アンダーハンドサーブなんですけど相手が取りにくいようにネットぎりぎりに狙えるようになったりしてきて楽しくなってきました。
-アニメを見て、それを試してみようというのがすごいですね。それがうまくいってやる気につながったというのも素敵です。
-次の目標はあるんですか?
フローターサーブを打てるようになりたいということと、オーバーハンドパスがきれいに飛ぶようになることが目標です。
-春合宿もありますし、OGの先輩からたくさん教えてもらえるので、そこでも成長できると思いますよ。頑張ってくださいね。
-Iさんはグローバルクラスですが、そちらの方はいかがですか?
グローバルクラスは、英語の授業が始まる前にアドバンストクラスとインターミディエイトクラスのどちらになるかのテストがあります。私はアドバンストの方に入りたいなと思ってずっと思っていて実際に入れたんですけど、授業の内容はかなり難しくて大変でした。ただ、難しかった分、一生懸命勉強するようになって、以前に比べると文法を意識しながら単語をつないでいけるようになったと思います。
-この1年間で4技能のうち何が一番伸びたと思いますか?
話すことです。質問されたことに対してすぐに答えられるようになったし、ちょっとした会話ならやり取りできるようになりました。
-すごいですね。次の目標は何ですか?
読む時に単語ごとに発音するのではなく、繋げて読めるようになることです。
-つながりを意識するとネイティブの発音に近づいていきますよね。
-最終的にはどんなレベルにまでなりたいというのはあるんですか?
う~ん…。一日中、英語で話せるぐらいになりたいです。
-一日中、日本語を使わないで英語だけで過ごせるレベルですか。それはすごいですね。そのレベルに到達できるように頑張ってくださいね。
-中学生になって、学校行事はいかがでしたか?
入学して一番最初にあった行事がブリティッシュヒルズでの研修旅行でした。まだあまりクラスで話せる子が多くない時にその行事があったので、その時に色々な子と仲が深まったし、英語だけで過ごすという体験もできたのでよかったです。
チェックインの時に英語を使って部屋の鍵をもらうところから始まります。私はキャンドル作りを体験したんですけど、材料や手順の説明が全て英語だったので、リスニング力も上がったと思います。
-それはよかったですね。
-他の行事はいかがでしたか?
文化祭も小学校の時にはなかったもので、私はクラスとクラブで参加しました。初めてのことなのでお客さんにどうやって説明すれば良いのか、どうやって教室の中に入ってもらうか等、色々と考える必要があったんですけど、頑張りました。
クラブではラインジャッジをしたんですけど、先生と対戦するということを知らなかったので、ラインジャッジをしながら楽しかったです。OGの先輩のサーブがすごく強かったです。
-いつもと違うことが行われるので楽しいですよね。
-和洋で中学生として1年間過ごしてきて、小学校の時の自分と変われているなと感じる部分はどんなところですか?
運動部に入ったこと以外では、友達とのコミュニケーションの仕方も変わりました。小学校の時には何とか言葉を繋ごうとして必死だったんですけど、今は自分で話題を出すこともできるし、色々なタイプの子がいるので沈黙でもあまり気にしなくなりました。
-無理をしないで自然体でコミュニケーションが取れるようになってきたということでしょうね。ありがとうございます。
-では最後に、受験生に向けてメッセージをお願いします。
受験勉強をしていると勉強優先になって我慢することが多くて大変だと思うけど、小学校にはないクラブ活動だったり体育祭や文化祭などの大きな行事だったりがあってとても楽しいので、今、精一杯頑張ってください。
-受験生たちが今頑張れる原動力となるコメントですね。これからもぜひ次の目標を立てて成長していってください。ありがとうございました!
【X先生からIさんについてのコメント】
控えめで物静かな印象を受けますが、内に秘めているものは熱く、芯が強い生徒です。陰ながら努力を続けており、決して諦めず、最後までやり抜く力があります。過去の自分と今の自分との変化をポジティブに分析し、行動に移すことができます。今後の更なる活躍が見込まれる、学年期待のポープです。