和洋九段女子中学校高等学校

Stories Vol.15

Vol.15 中2 Mさん

-生徒の成長をインタビュー形式でお伝えするStories 第15回になります。今回は中2のMさんです。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

-今回はMさんが小学校時代に一番思い出に残っていることから聞いてみたいと思います。

色々あります!
小1の時に作文発表の代表になったこととか、小4の学芸会でアラジンをやったんですけど、歌の練習をすごく頑張ってジャスミンの役をもらえたこととかが特に思い出に残っています。

-すごいですね。もう少し具体的にお話ししてもらえますか?

はい。作文はその頃妹が生まれたばかりだったので、そのことを書いて区が発行した本に載りました。ジャスミン役の方はクラスの先生と一緒に朝練もやって、すごく頑張りました。それがきっかけで東京都の連合学芸会というのにも参加することができました。

-スーパーガールですね(笑)。とても積極的な小学生だったように見えますが、何によってそれは生まれたんでしょうか?

小さい時から舞台を見たり、美術館に行ったり、私がやりたい色々なことを親が体験させてくれて、興味が広がっていって、色々なものに参加する積極性が生まれたと思います。旅先では思い出としてその土地に因んだものを作るのが好きです。

-作るのも得意なんですか?

そうですね。保育園の頃からものづくりが好きでした。今でもやっているんですけど地域の商店街で毎年行われている「たこ作り」には1歳の時から参加しています。もちろんその頃はたこ自体は母が作ってくれて私は絵を描いていただけですけど…。

-たこというのは「たこあげ」のたこですよね?

そうです。その大会は母が生まれる前からある大会だそうです。私は2017年の大会で「ディズニーチケット賞」というのをもらいました!

-お~、ここでもスーパーガールぶりを発揮しているんですね。作る時のアイデアとかこつはあるんですか?

デザインも自分で考えるんですけど、七福神や鯛などめでたい柄と干支を組み合わせたデザインにするようにこだわっています。

-なるほど。デザインも大切なポイントなんですね。
-他の思い出はありますか?

はい。音楽会で独唱をしたり、鼓笛隊の指揮者をしたり。どれもオーディションが行われたんですけど、私の学年は積極的な子が多かったので切磋琢磨していたな、と思います。最初からできる人は一握りしかいなくて、選ばれるためには努力が伴わないとダメだと思います。私は負けず嫌いの性格もあってか、知らず知らずのうちに努力できていました。

-努力できることも才能の一つですよね。それはどのようにしてできあがったのでしょうか。「負けず嫌い」以外で思い当たることはありますか?

そうですね…。目標があると頑張れるというのが大きいと思います。あと、全部が手に入るとは思っていないですけど、後悔したくないので…。
私の考えに影響を与えているのは、小2の時から読んでいるコミック版の伝記かもしれません。「コミック版 世界の伝記」とか、「学習まんが 世界の伝記」とかを読んでいました。中でも「エレノア・ルーズベルト」の人柄に感銘を受けています。

-どういうところに惹かれたんですか?

人権問題などに取り組んだ方で、自分のできることをしっかりと行っていました。積極的に人のために、私利私欲でなく、社会をよくするために生きていた姿勢を見習いたいです。

-手本になる生き方を伝記から得ているんですね。すばらしいと思います。
-では、次の質問に入りますね。Mさんは何か習いごとをしていましたか?

はい。ピアノや水泳も習っていたんですけど、今でもやっているバレエが一番打ち込んでいます。プロになりたいというわけではないですけど、踊るのが楽しくて好き、ということもありますし、バレエはジャズやヒップホップ、コンテンポラリー、全ての基礎になると思っています。
あとは、公文を小2から今まで習っています。今は数学と英語ですけど、英語を習う前までは国語を勉強していました。

-和洋九段を志望校にしたのはどのような経緯からだったんですか?

母が和洋国府台の出身で、和洋のことは小さい頃から知っていました。祖母が茶道の先生だったので「和」に興味があったというのと、将来海外に行った時に自国のことを発信できるようになっていたいな、ということもあります。自分の意見を発表したりする機会もPBLでたくさんできるな、ということもあって、和洋九段のことが合っているなと思いました。

-実際に和洋九段を訪問してみてどうでしたか?

落ち着くな、自分に合っていそうだな、と思いました。穏やかな方が多いように感じました。

-どんなイベントに参加したんですか?

受験生が参加するイベントには文化祭を含めて5年生の頃から色々参加していました。特に、英検講座には何度も参加しました。小さい頃からリスニング教材を家でやっていたので耳は慣れていたんですけど、書くことには慣れていなかったので、この講座は英検に合格するのにすごく役に立ちました。私は今年からグローバルクラスに入っているんですけど、その時に一緒に受けていた子が私も含めて3人いて、今同じクラスになっています。

-そうなんですね。お役に立てて嬉しいです!
-受験は英語で受けたんですか?

いえ。その時担当してくださった先生は、英語で受験してみたら?と勧めてくださったんですけど、2教科で受験しました。ちなみに、私は和洋九段しか受験していません。

-そうなんですね! 和洋九段への熱烈な愛情、ありがとうございます。
-では、念願の和洋九段に合格して、入学してからのことを聞いていこうと思います。入学時はコロナでしたね…。

そうですね。合格してから入学して、オンライン授業が始まって…。1年間が本当にあっという間でした。

-そのような慌ただしく過ぎ去った一年ですが、どのようなことが思い出に残っていますか?

やっぱり文化祭が一番思い出に残っています。うちのクラスはベルギーについて調べたんですけど、私が提案してコルクボードにカラースプレーを塗って、クラスみんなの写真を貼りました。あとは、友だちと4人で初めて動画を作りました。ベルギー紹介のスライドショーをiMovieで作ったんですけど、友だちに教えてもらいながら作業をしていくうちに色々とアイデアが出てくるようになりました。

-そういう経験を通して色々なことができるようになっていくんでしょうね。
-中2になってからはどんなことがありましたか?

5月に企業の方とオンラインで繋がって色々と質問をしました。春休みに電話をかけたんですけど、はじめここに電話しようと思ってかけたところはつながらず、その後も断られ続けて6社全部が×でした。もうダメだ、とあきらめかけていたんですけど、その時にカゴメの野菜ジュースに「地産地消」って書かれていたのを思い出して、調べてみたらSDGsに積極的に取り組んでいることがわかりました。それで電話をかけてSDGsについて質問したいことを伝えたら、どこかに取り次ぐということもなくすぐにOKをくださいました。これは本当に嬉しすぎて、感激しました。

-それ以外にOKをもらえたところはあったんですか?

はい。カゴメ以外にカルビーと佐川急便からお話を伺うことができました。

-話を聞いてみてどうでしたか?

3社ともとても有名な企業でしたが、とてもよかったです。社員さんたちがSDGsについてよく知っているな、と思いました。社全体で取り組んでいるのだろうなという印象を受けました。最近は他の企業もやっているし、うちもやろうみたいのが多くなってきていると思うので…。

-確かにそういうところもあるかもしれません。一時期「SDGsおじさん」という表現もありましたね。
-今後、SDGsに関連してチャレンジしたいことはありますか?

大学受験までにはまだ時間があるので、自分がやりたいことを見つけたらそれに向かってしっかり頑張っていきたいです。SDGsでは「5 ジェンダー平等を実現しよう」が一番興味のあるゴールです。アフリカで日本人の女性が職を失った人たちにバッグを作る仕事を教えて、共同経営しているという話を聞きました。作業員として雇うのではなく、経営の形まで教えて、自分たちでもやっていけるようにするというのがよいと思います。こういうことができる女性がたくさん増えていくといいな、と思っています。

-そうですね。世界中で活躍する女性が増えていって、ジェンダー平等に繋がっていくと良いですね。
-和洋の生活の中で頑張っていきたいことはありますか?

私は箏曲部に入っているんですけど、今部員が少なくなってしまって、とても寂しいです。オンライン授業で練習も少なくなってしまっていますが、コーチもすばらしい方なので、以前のように全国大会に出られるようになりたいです。琴が弾けるってなかなかないことですし、海外に行っても話せることだと思うんです。これを読んだ皆さん、私たちと一緒に琴で全国を目指しませんか!?(笑)

-和洋で数少ない全国を目指せる部活ですから、私も箏曲部が活性化することを願っています!

-和洋九段に入ってから、勉強の方はどうですか?

中学に入ってからどの授業も楽しくて、元々苦手だった国語や社会は好きになりましたし、好きだった数学や理科、英語はさらに得意科目になっています!

-勉強面でも頑張れているんですね。すばらしいと思います。

-先程、今年度からグローバルクラスに入ったというお話がありましたが、クラスの様子はいかがですか?

グローバルクラスの雰囲気は明るくて、みんなが積極的に自分の意見を発表するので、とても活気があって楽しいクラスです。本科よりも英語に接する時間が長いので、日常生活の中でも、自然と英語が出てくるようになりました。あと、海外への関心も増しました。

-楽しい中で充実した生活を送っているのが伝わってきますね。ありがとうございます。
-では最後に、和洋九段を愛して合格し、今充実した生活を送っているMさんから受験生に向けてメッセージをお願いします。

和洋九段は、生徒へのサポートがとても大きいです。夢への道が広がるし、自分の得意なことを見つけられます。あきらめたら何もできないし、あきらめた先には楽しいことや嬉しいことはないです。とにかくあきらめないで道を突き進んでください!

-Mさんからの熱いメッセージ、受験生の皆さんに届くと思います。ぜひこれからも大きな夢に向かって、和洋生活を前向きに楽しんでくださいね。ありがとうございました!

【X先生からのMさんについてのコメント】
Mさんは緻密に計画を立て、高い目標に向かって計画的に努力ができます。疑問を持ったことをそのままにせず、納得するまで考え抜く学習態度も素晴らしいです。うまくいかなかった時に「悔しい」と思える負けず嫌いな面があることが、彼女の成長の秘密かもしれません。家庭科の課題として出された「食品表示集め」(マーク集め)でも和洋記録を更新するなど、何事にも全力で取り組んでいます。「より良いものを」と工夫する主体性もあるので、今後の活躍が本当に楽しみです。

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