Stories
-インタビューを通して和洋生の成長をお伝えするStoriesの58回目。2023年度のスタートでお話を伺うのは中2のSさんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
-では、インタビューに入っていきましょう。今回も小さい頃のことから聞いてみようと思いますが、Sさんはどんな子でしたか?
小学校の時は計画委員という学級委員的な役割をしていて、司会をしたりまとめたりするのが好きでリーダーシップを取ることを誇りに思っていました。
-なるほど。人前に出て活躍していたのですね。人前に立ってドキドキするということはないんですか?
緊張はしますけど、うまくまとめられた時の達成感が大きいので好きです。
-そうなんですね。どれくらいからそういうことに興味を持っていましたか?
あまり覚えていないですけど、小3か小4の頃にお楽しみ会があって、何をやるかの司会をしたあたりからかなと思います。
-まとめていく上で気をつけていることはどんなことですか?
これは今でも気をつけていることなんですけど、すぐに多数決にしないということです。多数が1つの意見に偏っていても、他の意見を出してくれた人へ配慮や気配りをすることを大切にしています。あとは参加している人全員が理解できるようにできるだけわかりやすい表現を使うことにも気をつけています。
-多数決ですぐに決めないというのは大切な視点ですね。しっかりと対話してそれぞれの良さを受け止めることが大切だと思います。
-私が年末に訪れたエジプトの小学校では日本式の教育を取り入れているのですが、学級会で同じように進めていたのを思い出しました。少数の意見の利点をうまく取り入れながら進めていてすごいなと思いましたが、皆さんもそういう学びを小学校時代に行っていたのですね。
-和洋に入学した後のことは改めて後ほどじっくり聞いていきますね。
-Sさんはどんな性格だと思いますか?
周りからは真面目だね、と言われることが多いので、そうなのかな?と感じています。他にはおもしろいね、とか明るいね、とか…。テンションがすごく上がって友だちとほんとうにくだらないことでゲラ笑いをすることもありますし、うるさいくらい笑っています。毎日が楽しいです。
-まさに青春って感じですね!
-Sさんは何をしている時が一番楽しいですか?
なんだろう?勉強でわからない部分がわかった時ですかね。
-すごい回答が返ってきましたね(笑)。
もちろん勉強したくないなという時もあるので、そんな時は友だちとわけわからないことで笑い合っています!あとは2年生から新しい部活に入ったので、それもこれから楽しみです。
-和洋生活の中でまだまだ楽しいことが生まれてきそうですね。
-では次に、中学受験のことを聞いていきたいと思います。Sさんはなぜ中学受験をしようと思ったのですか?
私が受験勉強を始めたのは小5の真ん中くらいからでした。小学校がちょっと荒れてて、男子に苦手意識を持ったので、女子校に行ったら新たに気づけるものがあるかなと思いました。
実際に和洋を見学したのは塾の先生に勧められたのがきっかけだったんですけど、校内見学をした時にカフェテリアがすごくきれいで、先生もすごく優しくて雰囲気がよさそうだなと感じました。その頃は「女子校はおしとやかそう」とも思っていましたけど、入ってみるとそうではなかったです(笑)。
-確かに「おしとやか」ではないですかね(笑)。
-受験生イベントにも参加したんですか?
はい、入試対策勉強会に参加しました。他の学校も見学に行きましたが、ほとんど印象に残っていなくて、結局和洋九段しか受験しませんでした。
-そうだったんですね。受験勉強でどんなことを頑張っていましたか?
ピンクと青の問題集がボロボロになるまでやり続けました。和洋に入りたい受験生には絶対おすすめです!
-A軸問題集ですね。和洋のイベントに来てくださった方にお渡ししているので、たくさんの受験生がSさんと同じように頑張っていると思いますよ。
-先程、勉強している時が楽しい、と言っていましたが、小さい頃からだったんですか?
そんなことはないです。幼稚園の頃から最近まで公文に通っていて、小さい頃、やりたくない時は泣きわめいていました(笑)。
-心に変化が生まれたのはいつ頃だか覚えていますか?
大きく変わったのは小3か小4の頃だと思います。小3から学期ごとに「おためし委員」というのをやって、上級生の話の進め方を見て「こういう進め方をしたら沈黙にならないんだ」ということを知って、憧れたのが影響しているかもしれません。
-そうなんですか。心の変容が成長を生み出し、それが勉強にも影響していったのでしょうか。すごいですね。
-小学校の頃のエピソードで何か覚えていることはありますか?
小2の時に学校の宿題で出た硬筆で、よく書けた人の分をコンクールに出しますと言われて、私は小さい頃から負けず嫌いなので、ノートにたくさん書いて頑張って、代表に選ばれて区のコンクールで展示されました。
-お~、それはすごい!そして、負けず嫌いなんですね。
小さい頃からやり始めたらとことんやる性格です。でも、一つのことだけをやり続けるというタイプではなくて、色々なことに手を出していく方だと思います。
-公文以外で習っていたことはあるんですか。
今でも続けているのは書道です。
-書道のどんなところが好きですか?
うまく書けた時に達成感があります。あとは段位が上がっていく中で実力を実感できることもやりがいになっています。今は硬筆が4段で毛筆が6段なので、ここまで来たら最上位の8段を目指したいです。
-すごく高いレベルまで来ているのですね。頑張ってください。
-すでにいくつかお話は出ていますが、次に入学後のことを聞いていきたいと思います。
-小学校の頃に経験したことは和洋に入ってから生かせていますか?
はい。和洋では学級委員をしています。皆の前で発言するのは重大ですし責任も伴うので大変なことが多いです。1年生の時のクラスは意見がたくさん出るクラスだったので、クラス目標や文化祭の出し物を考える時、出された案をうまく組み合わせながら皆の意見が一致するまで話し合いました。今年のクラスは今のところ意見があまり出ないので、まずは自分から意見を出してみたり、選択肢を作ったりして発言しやすい環境を作ろうと意識しています。
-話し合いの流れによっていくつも選択肢を持っているのすごいですね。
-中1のことでは何が思い出に残っていますか?
印象に残っているのは合唱コンクールです。私は音楽監督を務めましたが、歌がうまいわけでもないし用語をたくさん知っているわけでもないので、練習の時にはなかなかまとまらなかったり、どう進行したら良いか戸惑ったりしたこともありました。強弱などもすぐに完璧にできるようになるわけではないので、毎日練習して諦めずに取り組みました。特に効果があったと思うのは、初回から本番前日まで練習の最後の合わせをiPadに録音して皆で聞くというものでした。結果として優勝することもでき、とても良かったです。
-録音して皆で聞くというのは初めて聞きましたが、よい試みですね。自分たちの成長も実感できるでしょうし、これからチャレンジしていくべき課題も見えてきたことでしょう。
-これから頑張っていきたいことは何ですか?
私は今年から管弦楽部に入ったので、クラブ活動を頑張っていきたいです。
-入ろうと思ったきっかけは何かありますか?
小2から小4までドラムを習っていた時期があって、それを生かしてみたいなと思ったからです。
-ドラムを習うというのは珍しいですね。
私の住んでいる町会では夏に和太鼓の活動があったのですが、季節限定だったので、同じ打楽器系のドラムもやってみたらどうかと母が勧めてくれました。私自身も太鼓が好きだったのでそれも関係していると思います。
-なるほど。そうなんですね。ドラムはどんなことが魅力ですか?
リズムがしっかりとれるようになるとリズムと音が合ってきて快感です!
-やった経験がない側から見ると、両手、両足をバラバラに動かすのが難しいのではないかと感じるのですがいかがですか?
それほど難しくはないです。思ったほどバラバラではなくて、一つ一つのパーツは一定なので。コツは急につかむ時感じで、できるようになるとすごく楽しいです。
-ドラムが叩ける小学生は少ないでしょうね。
実は小学校でもバンドをやっていました。すごいものではなかったんですけどお楽しみ会でボーカロイドの曲とか髭ダンの曲を弾いて、担任の先生も含めて大盛り上がりでした。小学校では部がなかったので「バンド係」でしたけど…。
-かっこいい小学生ですね!名前は初めて聞きました…(笑)。
-管弦楽部の活動に参加してみていかがですか?
雰囲気が明るかったですし、先輩方も優しくてよかったです。私はパーカッションを担当したんですけど、自分が知っている曲だったのでリズムをとれて楽しかったです。
-和洋の生活の中で新たな楽しみができましたね。
-これから頑張っていきたいことはありますか?
中1の頃は小6の復習的な要素もあったので勉強についていけたかなと思っています。中2、中3になると上の学年の勉強も入ってくると思うので、学習サイクルを見直したいです。もう一つは、後輩が入学してきてくれて、すごくワクワクしています。まだ中1と仲良くなったわけではないけど先輩になったんだなと思うと嬉しいし、いい先輩になれるように頑張っていきたいと思います。
-夢が広がりますね。今年も楽しみながら充実した生活を送ってください。
-では最後に、後輩と受験生に向けてメッセージをお願いします!
まずは、後輩へ。
1年間で行事をはじめとして楽しいことがいっぱいあって、あっという間に1年が過ぎてしまいます。特にはじめは慣れないこともたくさんあると思うけど、和洋ライフを楽しんでください!
受験生に向けては、時期的にはまだ余裕がある頃ですかね。勉強が嫌だなと思う時もあると思うけど、諦めないでA軸問題集をやり続ければいつか身につくので、頑張って勉強をしてぜひ和洋に入ってきてください!
-体験に基づいた素敵なメッセージですね。先輩、後輩ともによい関係を築いて新たな自分を見つけていってください。本日はありがとうございました!
【X先生からSさんについてのコメント】
学校が大好きで、勉強にも全力で臨んでいます。行事に対しても積極的で、様々な場面でリーダーシップを発揮していました。また、誰とでも仲良くでき、お互いを尊重した姿勢で関係を築くことができるので、皆から信頼される人物です。