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Stories

Vol.64 中1 Yさん

-インタビューを通して和洋生の成長をお伝えするStories。64回目となる今回は、今年度初めての中1登場です。Yさんからお話をうかがっていきたいと思います。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

-では、早速インタビューに入っていきましょう。
-Yさんは小さい頃どんな子でしたか?

母から聞いた話だと、母の手伝いをするのが好きで、なんでも自分でやりたがっていたそうです。何となくですけど、買い物帰りのバッグを持ちたがっていたのは覚えています。あと、私には年の離れた兄と姉がいるんですけど、姉や兄がしていることを見るとやりたくなって、幼い頃に姉のランドセルを背負っていました。

-かわいらしいですね。他に思い出はありますか?

今も続いていますけど、小6の頃から家でティーカッププードルを飼っていて、家族のスマホの写真フォルダは犬の写真で一杯になっています。プードルの中でも一番小さい種類ですが、最近だんだん大きくなってきました。

-そうなんですね。名前は何というのですか?

「ベル」です。プードルは原産国がフランスなので、フランス語で「美しい」という意味があって、また、私の好きな「竜とそばかすの姫」という映画に出てきた登場人物のネット上の名前もベルだったので、「ベル」に決めました。

-その映画はどんなお話なんですか?

心を閉ざした音楽好きの主人公が現実の世界では歌えないけどSNSを通じて歌うことを通じて心を開いていくというお話です。コロナの時期と受験の時期が重なっていて、「こういう人との交わり方もあるんだな」という発見がありました。

-確かに、今は色々なところに活躍できる場所がありますよね。
-犬と映画の話が出てきましたが、それ以外に好きなことはありますか?

小さい頃から色々と習いごとをしてきたんですけど、兄と姉もやっていたのに私がしていないものとして空手がありました。元々やってみたかったんですけど実現できていない中、新入生歓迎会で空手道部の演技を見てやっぱりやってみたいなと思うようになって、空手道部に入ることにしました。

-念願の空手、楽しめるといいですね。
-習いごとの話が出ていましたが、どんなものを習っていたんですか?

水泳やバレエ、ピアノ、公文と習字です。最近は友だちに誘われて月に2回くらいボイストレーニングに通っています。

-それは初めて出てきましたね。どんなものなんですか?

発声練習のあと、自分の好きな曲を先生の前で歌って、歌い終わった後に歌唱レッスンという形でアドバイスをもらいます。最近の練習では、新入生歓迎会で流れていたMrs.GREEN APPLEの「青と夏」を歌いました。

-たとえばどんなアドバイスをもらうんですか?

この部分を強く歌うと良いよ。あと、ここで一旦区切ってこの後におなかから出すとしっかり声が出るよ、などです。

-そうなんですね。今後の目標などはありますか?

今一緒に通っている友だちと歌っているのが「あなたの夜が明けるまで」という曲で、ハモりのパートがあるんですけど、私はメインでない方のパートを担当していて、つられずに歌えるようになることが目標です。

-これからもどんどん上達すると良いですね。
-では次に、中学受験のことを聞いていきたいと思います。Yさんが中学受験をすることになったのはどういう流れからですか?

兄と姉も中学受験をしていたので、私もすることになりました。はじめのうちは大きめの塾に通っていたんですけど、あまりペースが合わなくて、最後は何も通わずに自学で受験勉強を行いました。

-自分でコツコツやったんですか。小6でそれができるのはすごいですね。

ペースを強制されないし、やりたいことができるので私には合っていました。はじめのうちは親も心配して色々言ってきましたけど、最後の方は諦めて自分でやりなさい、と言ってくれました。

-実際にはどんなペースでやっていたんですか?

最初は一番好きな科目から始めて、簡単なもの、できそうなものからやり始めていました。あと、時間を決めてペースをつかんでいました。自分で勉強してみて集中できる時間を計って、他のことを考え始めたらタイマーを止めて時間を確認したところ、私は35分位でした。それで、寝るまでの時間や出かけるまでの時間を勉強にあてる時、35分をベースにして調整しながら勉強しました。

-その学習法は今にも生かせていますか?

そうですね。中間テストや期末テストの勉強の時は、課題が出ている場合もありますけど時間内にやって、終わったら5分、10分休んで次に進んでというふうにしています。

-一般的にマネジメントと呼ばれますが、中学受験の時はそういうのは保護者の方や塾の先生が管理することが多いですよね。それを自分でやって今に生きているというのが素晴らしいですね。
-小学生の時からなぜそういうことができたんでしょうか?

姉がコツコツやるタイプで、勉強をする時にタイマーを使っているのを見たことがあって、「なにそれ?」と聞いたところ、「勉強する時間だよ」と教えてくれたことがあり、それを自分も取り入れました。

-そういうことだったんですね。年が離れている分、受け入れやすかったのでしょうか。

そうかもしれません。他にも姉は「やることリスト」を作っていて、この時間に起きて、この時間は図書館に行って勉強してなど配分を考えています。兄は意外に大雑把なんですけど結構勉強ができるので、どちらの形でもよいなと感じます。決めた時間にできなくても、別のところできちんと埋め合わせをすれば良いかな、と。

-お兄さんとお姉さんがよきお手本になってくれているのですね。

私にとって貴重な存在ですし、ありがたいです。

-これからも良好な関係でいてくださいね。
-Yさんが和洋九段を受験することになったのはどういう経緯があったんですか?

兄の友だちが和洋九段に通っていて、良い学校だと聞いていたので小6の時に学校説明会に参加しました。

-ちなみにその方のお名前ってわかりますか?

Aさんという方です。

-え~!その方なら私も知っています。以前、Storiesにも登場してくださいましたよ。

そうなんですか!知りませんでした。先輩が指定校推薦でA大学に行っていて、推薦の枠がたくさんあるというのも魅力でした。

-なるほど、そうなんですね。
-説明会の時、印象に残っているところはありますか?

小学校は教室の後ろにロッカーがありましたが、和洋は廊下にあって白い扉が付いていて大きいなと感じました。

-確かに小学校は区切られたスペースに各自入れていくことが多いですね。
-受験は何で受けましたか?

私は2科で受けました。私は和洋しか受験しなかったんですけど、合格した時は実感がわかなくて「あ、受かってる」という感じでした。

-和洋に入学するんだなという実感がわいてきたのはいつ頃ですか?

入学予定者説明会で制服の採寸をしたり、体操服を選んだりしたときに、「これを着て過ごすんだな」と思って実感がわいてきました。

-そうなんですね。
-実際に和洋九段に入ってみていかがですか?

入学する前は女子校っていじめが多いのかな?と思っていたんですけど、そんなことは全くなくて、皆仲良くできていて、噂とは違うな、実際に入ってみないとわからないなと思いました。

-何となく女子校は怖い世界なのでは?という先入観があると聞きますが、中にいるとそうは感じないですよね。
-入学後、どのように過ごしていますか?

今、学級委員をしています。委員決めの時は、できるだけ楽なところに入りたいなと思っていました。でも、中学生になったら変わりたいなという思いもあって、学級委員を決める時に誰も手をあげなかったので、「やっちゃえ!」という感じで手をあげました。

-勇気を持って行動し始めたんですね。実際に学級委員を務めてみていかがですか?

学級委員になってから、皆の行動を見るようになりました。クラスでも頼ってもらえるようになって、今は一番まとまっていて、仲良いのではないかと思えるクラスになっています。

-どんなところでそれを感じますか?

体育祭のクラス対抗リレーでは全力で走っている子の応援をして1位になって初めての賞状をもらいました。
球技大会では1点差で他のクラスに負けてしまって、皆の落ち込みようが半端なくて、皆のために全力で頑張れるクラスだなと思いました。そんな中、自分も落ち込んでいるだろうに「皆で一生懸命頑張ったんだから、1位じゃなくてもいいじゃないか」と言ってくれた子がいて、やっぱり良いクラスだな、と。

-結果はともあれ、全力で臨めるのは素敵ですね。
-先日は文化祭も行われましたが、いかがでしたか?

学級委員は学習発表展の中心になるんですけど、今回はその責任者になりました。学級委員はそれぞれのクラスの方もまとめなければならないこともあって忙しいので、他のクラスの学級委員さんにお願いしづらいなと思っていた時、手の空いた担当でない子たちが手伝いに来てくれて、その時は感謝の気持ちで一杯になりました。

-いざという時に手を差し伸べてもらえるのは嬉しいですね。
-和洋九段で迎える初めての文化祭だったわけですが、何か印象に残っていることはありますか?

先輩方の学習発表展を見に行った時、展示の中にキーワードが隠されていて、それをつなげていって正解すると手作りのブレスレットをプレゼントしてもらえるという企画がありました。クラス参加なら色々と工夫するけど、学習発表で行うというのは発想になかったです。次回は皆に感動してもらえるような、皆の作品を楽しんで見てもらえるようにしたいなと思います。

-来年も素敵な発表になると良いですね。
-クラブの方はいかがでしたか?

私は家庭部に入っています。今回は自分の体に合わせてコスプレの衣装を布から作りました。夏休みには叔母や祖母からミシンを借りて、アドバイスをもらったり手伝ってもらったりしながら作りました。とてもありがたかったので、いつか恩返ししたいなと思います。

-コスプレの衣装を毎年作っているわけではないと思うのですが、どういう経緯で作ったんですか?

今、中1は6人いるんですけど、その中の2人で「コスプレを作りたいです」と伝えて行うことになりました。今回私は初音ミクの衣装を作りました。

-今、高校校舎のショーケースに飾られているものですね。

そうです。来年はアニメと違うものを誰かと共同制作してみたいなと考えています。

-いいですね。ぜひ色々なことにチャレンジしてください!
-では最後に、受験生にメッセージをお願いします!

私は入学してまだ半年しか経っていませんが、担任の先生もクラスの仲間もいい人ばかりです。入学したら楽しい生活ですし、支えてくれる友だちもできます。勉強ができなくても学校に来れば丁寧に教えてくれる先生もいらっしゃいます。
受験勉強としては、4科分のA軸問題集をしっかりやっておくと当日同じような問題も出るので良いと思います。合格できるように最後まで頑張ってください。

-合格するための第一歩がA軸問題集ですので、ぜひ受験生の皆さんにも取り組んでもらいたいですよね。これからも和洋生活を満喫して充実した毎日を送ってください。ありがとうございました!

【X先生からYさんについてのコメント】

真面目で礼儀正しく、責任感があります。明るく穏やかな性格で、誰にでも優しく寄り添い、気遣うことができるクラスの人気者です。
もの作りのセンスがあり、丁寧、かつ精密な作品を作ります。学業にも全力で取り組み、好奇心旺盛で何事にも積極的に挑戦しているので、今後のさらなる活躍を期待しています。

Vol.65 高2 Mさん
Vol.63 中2 Rさん