-インタビューを通して和洋生の成長をお伝えするStories。63回目となる今回は、中2のRさんからお話をうかがっていきたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
-では、早速インタビューに入っていきましょう。
-Rさんは小さい頃どんな子でしたか?
母が言うには、人前で話すのはあまり得意ではなかったですけど、人見知りではなくて誰とでも仲良くできる子だったそうです。
-そうなんですね。小さい頃習っていたことはありますか?
4歳の頃から今までクラッシックバレエとピアノを習っています。
-今までもインタビューで何人かいましたが、久々にバレエが登場しましたね。かなり本格的に習っているのですか?
ピアノはおばがピアノの先生で、私の自宅がレッスン場にもなっているので、そこで習っています。バレエは今、週に5回通っています。本番前はリハーサルもあって、かなり忙しいです。
-バレエが中心の生活になっているのですね。
練習が始まるまではスタステで勉強して、時間になったらスタジオに行ってレッスンして終わったら家に帰る毎日です。
-うまく時間を使っているんですね。
-バレエを長く続けていて、どうですか?
ずっと積み重ねていかないと回転できる数など維持できないものもあるし、トレーニングを地道に毎日やらないとできるようにならないものもあります。
始めた頃は遊び感覚でやっていたんですけど、小学校の高学年くらいからだんだん「こうやったらいいかな」と考えるようになりました。
-私は詳しくないのですが、どのような練習をするのですか?
まずバーレッスンというバーにつかまってつま先を伸ばす動きをして、次にセンターレッスンという回転やジャンプなどの大きめの動きを練習します。その後、本番に向けた練習などを行います。
-通っているところはどんなところですか?
今通っているスタジオには小4から通っているんですけど、大きなバレエ団でプリンシパルを務めていた方が先生で、とても有名な方です。通ってくる方も研修所からたくさん来ていますし、他のバレエ団の方も一緒になることがあります。
-そういう方と一緒にレッスンして何か得るものはありましたか?
どこから見てもきれいなので、とても貴重な機会ですし、いい経験になっています。私自身、今頑張れることがあるならそれを全力で頑張っておきたいと思います。
-よい心構えですね。
-Rさんにとってバレエとはどういう存在ですか?
唯一自分を表現できるものです。
バレエは言葉がないので音楽、表情、動作で全て伝えないといけません。そこをどうやって自分の踊りにするか、それは自分次第なので、とても大切だと思います。私は結構人見知りなので初対面の人とは全然フレンドリーに話せないのですが、バレエだと特に本番は「嬉しい」「楽しい」と感じながらて踊れます。
-先日、本番が行われたそうですが、いかがでしたか?
自分なりに、表情、音の取り方、すべてを意識してお客さんに届けられるよう工夫しました。踊り終わった後、拍手をいただけた瞬間、これまで頑張ってきて良かったと思いました。
本番後、母に「前よりも踊り方が丁寧で綺麗になったね」と言われて、本当にお客さんまで自分の気持ちが伝わっていることを知り、とても嬉しかったです。
-素晴らしい体験ができましたね。
-ところで、バレエ以外で小さい頃に好きだったことは何ですか?
小さい頃から植物が好きです。祖母と一緒に犬の散歩に行った時、買ってもらった図鑑を持っていって、道に生えている植物と図鑑を見比べながら散歩していました。
-なるほど、本当に好きだったというのが伝わってきますね。
-一番好きな植物は何ですか?
私はピンクのシャクヤクが一番好きです。
-それはなぜでしょう?
シャクヤクは一つの花がすごく大きくて、バレエの「くるみ割り人形」の最後に「花のワルツ」という曲に合わせて踊る時のイメージと重なるんです。
-素敵なイメージですね。色々なところが繋がっているのがよいですね。
-では次に、受験の時のことを聞いていきたいと思います。Rさんが中学受験をすることになったのはどういう流れからでしたか?
家からスタジオまで時間がかかるので、バレエに通いやすい場所にある学校に通おうということになりました。
-そこでも生活の中心にバレエがあるのですね。
-和洋九段が選択肢に入ったのはなぜでしょう?
自分のレベルに合っていたのとスタジオに通いやすい場所にあったこと、あと制服がかわいいなと思いました。
-制服もポイントになっていたんですね。
ダンススタジオに学校から直接レッスンに行った時、バレエ団の方がいらっしゃっていて「どこの中学校に通っているの?」と聞かれて「和洋九段です」と答えたら「え~、私も和洋九段だったんだよ」と言われてびっくりしました。その後は共通の先生の話で盛り上がりました。
-そんなところでつながったんですね!制服のおすすめポイントはありますか?
ブルーのチェックスカートの色味がイチオシです!
-ありがとうございます。
-受験する前に和洋には来たことがありましたか?
はい、校舎見学会で校内を見学しました。その時に案内してくださった先生が今入っている華道部のI先生です。
-そこもご縁ですね。
-受験は何で受けたんですか?
私は国社型で受験しました。受験勉強をする期間が短かったので、自分の得意分野である社会で受けられるのが良かったです。
-特に好きな時代はあるんですか?
明治維新の頃が好きで、他の時代よりストーリーがあっておもしろいです。中2は歴史を習っていますが、まだ明治時代にはなっていないので、これから勉強していくのが楽しみです。
-小学校や受験の時より深く知ることができることでしょう。楽しんでくださいね。
-入学して2年目を迎えましたが、学校ではどんな時間が楽しいですか?
休み時間に中好きなアイドルの話を友だちとするのが楽しいです。
-たわいないそういう時間が思い出にも残りますね。
-学校行事はどうですか?
今年は学校コンクールが11月にあるので、これから本格的に練習が始まります。私は中1の時も課題曲と自由曲の伴奏をしたんですけど、今回も両方の伴奏をする予定です。
-すごいですね!今年の曲の伴奏はいかがですか?
今年の課題曲は校歌の2番です。昨年の1番に比べて音が飛ぶところがあるので難易度が高いと思っています。自由曲は小学校の時、小6を送る会で他の人が弾くのを聞いたことがあって、どんな曲か知っていたので弾けるようになりました。
-そうなんですね。本番まで頑張ってくださいね。
-クラブ活動はいかがですか?
私は入学してすぐに華道部に入部しました。部員数が少ないんですけど、今年は中1が2人入ってきてくれました。人数が少ない分、コーチが一人一人見てくださるし、アドバイスももらえます。活動は週に1回だけですけど季節によって花材が違うのでそれを楽しむこともできます。
この間は金曜が休校になってしまってクラブもなかったので、土曜に家に持ち帰って家でいけて、それをタブレットで写真に撮って顧問の先生に送りました。それをコーチに送ってくださって、次の活動の時にアドバイスをもらうことができました。
-お~、すごく手厚いですね!
-今後の目標は何かありますか?
入ったからには卒業するまで頑張りたいです。中高でのそういう経験はたくさんしておいた方が良いと思うし、将来大人になってからも話題にできるかなと思います。
-確かにそうですね。特に外国の方と話す際、日本のことを語れるのはとても大切になると感じます。
-学校の授業はどうですか?好きな授業はありますか?
私は美術が好きです。去年、自分の好きなお気に入りの風景を描きましょう、という課題がありました。担当の先生がアドバイスをくださるんですけど、筆の使い方や水と絵の具の量のバランスを教えてもらうと、本物っぽくなっていってすごいなと思います。あと、音楽も伴奏できた時に褒めてもらえるので好きです。
-ポジティブなことを伝えてもらえるのは嬉しいですよね。
-では最後に、後輩と受験生にメッセージをお願いします!
後輩には、普段の「楽しい」を大切にして欲しいです。生活の中で興味を持ったことが将来大きいものになっていくかもしれません。些細なことを気にしてみると良いかなと思います。一つの目標に向かって努力することは大切だと思うので、それを見つけて続けていってほしいです。
受験生は、夏が終わっていよいよ受験に近づいてきます。忙しいと思うけど、和洋に入学したらPBL授業など他の学校にはないものを体験できるので、今頑張ってほしいです。中学になったらたくさん楽しんでほしいと思います。
-Rさんがバレエという大切な存在を育みながら、同時に充実した和洋生活を送っていることがとてもよくわかりました。これからもバランスを取りながら充実した中高時代を送ってください。ありがとうございました!
【X先生からRさんについてのコメント】
真面目で礼儀正しく、優しく思いやりのあり、周りを明るくほがらかにしてくれます。普段から何事も丁寧にこなすタイプで、字もとてもキレイです。学業だけでなく、芸術面でも才能があり、地道な努力を怠りません。
金曜日は学級委員会、部活、そして習い事と、とても忙しい彼女ですが、どんなことも手を抜くことなく、本当によく頑張っています。持ち前のリーダーシップで、クラブでもよい雰囲気を創ってくれています。
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