2019年度卒
姉2人も和洋九段に通っていました。「妹さんなのね」と迎えてくださった先生方の笑顔を覚えています。箏曲部では、高3の卒業公演の後、6年間一緒に頑張り抜いた友だちと健闘を称え合って号泣したことが思い出に残っています。人前で話すことが苦手な私を、変えてくれたのがPBL型授業です。学び合うことで培われた経験を今、大学の授業で発揮しています。初めから答えありきで始まらないのが哲学の世界です。答えのない問いにどう向き合うのかが試されるとき、PBL型授業の経験が役立っていることを実感しています。
2014年度卒
初めての定期テストで学年14位。「自分の出席番号と同じだ!」って(笑)。そこからやる気になり、常に勉強と向き合ってきました。化学の中込先生(現校長)には、実験を通して、学ぶことの楽しさを教えていただきました。美術部で6年間、油絵と向き合った日々も懐かしいです。学生時代にフクロウの行動圏の解析をしていた私は今、環境問題
と大きく関わるフクロウの生態を通して、農村の未来を見つめています。限界集落の増加や環境破壊など、全国の農村が抱えている問題解決に向けて、力になりたいです。
2018年度卒
どうやったら大好きな勉強に集中できるかを考え、個別の自習スペースが備わった『スタディステーション』を利用し始めました。夜8時までの勉強が私の日課で、時を忘れてふと我に返ると、共に頑張っている仲間たちの姿が周囲にありました。共に目標に向かって進むことができる日々が愛おしく、九段下駅までの道すがら、1日をやり切った仲間同士でのおしゃべりが好きでした。
「生物学の世界はきみたちが思うよりも深い」。学問追究の面白さを教えてくれた恩師の言葉を胸に、何事にも挑戦し続けています。
2014年度卒
合格したことを祖母に伝えた時、「実はね…」と嬉しそうに祖母が見せてくれたのが、同窓の証となる和洋九段の校章でした。進路を模索し始めた頃、祖母が聖路加国際病院の緩和ケア病棟で人生を終えました。優秀な医療スタッフがワンチームとなり、最期まで祖母に付き添ってくださったことに感銘を受けました。私も看護師となり、患者さんが退院を迎えるその日のことを想定し、今できることに思いを巡らす日々を送っています。
『先を見て齊える』。常に事前準備の大切さを教えてくれる、母校からのメッセージです。
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